こんばんは 箕面市の総合歯科医院 ヴィソラデンタルクリニック 院長の 花山です。
今週末は、母校である大阪大学にて、愛知県の月星光博 先生の還暦記念講演を聞きにいってまいりました。
月星先生と言えば、外傷歯に関しての世界的な権威であり、その著書は世界何カ国で翻訳されるほどであります。
その月星先生が還暦記念講演をされるということで、約10年ぶりにじっくりお話をお聞きする事ができました。
ころんだり、ぶつけたりして 突然 医院にやってくる歯の外傷、当院は近くに小学校や幼稚園などがあり、また箕面市立病院からのご紹介などで、多くの外傷患者さまが来られます。
もちろん本人も、そして連れて来られる保護者の方もパニック状態、、しかも歯の外傷は瞬時に、的確に処置を行わないといけません。
そのため、このような突然の事態に対応するため、深い知識と的確な技術をもっていることが不可欠です。
外傷歯の処置に必要なことは、
① 外傷歯とその周囲組織の正確な診断
② 歯の再植や暫間固定など的確な応急処置
③ 根管治療のタイミングと治療
④ 固定の除去のタイミング
⑤ 補綴修復などの最終的な処置
これらすべてがきちんとなされて初めて治療の成功に導けます。
不運にも、事故などによって、歯の脱落が起こってしまったりすることがあります。
でも、あきらめないで! 歯の保存液や牛乳などに抜けた歯をつけてできるだけ早く当院を訪れていただければ、適切な処置をいたします。
このケースもすばやい対応で、なんとか歯の再植に成功しました!
このように、何本もの脱落歯が当院で生き返っていますよ
今回の月星先生のお話で、改めて外傷歯の治療に関して、頭の中の整理ができて大変有意義な時間となりました。
今後の臨床にぜひ活かしていきたいと思っています。