こんにちは、箕面市の総合歯科医院ヴィソラデンタルクリニック ドクターチームです。
今回のお話は、“酸蝕症”についてです。 🙂
酸蝕症とは、あまり聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に言うと歯が酸によって溶かされる病気です。 😯
むし歯が細菌の作り出す酸によって起こるのとは違い、主に飲食物中の強酸により歯が溶けてしまうのです。 😥
歯が溶けてもろくなった結果、欠ける、割れる、しみるといった症状が出てくることがあります。
以前は、酸を扱う職種の方に多く見られましたが、最近では、炭酸飲料やワイン・お酢・柑橘類の果物といった酸性の強い飲食物を、習慣的に過剰に摂取することが原因の酸蝕症が多く見られるようになってきています。
そういった物を摂取しても、短時間・少量であれば、唾液の働きによって酸を中和することが可能ですが、長時間・多量となると、中和作用が起こらず歯が溶けていきます。 🙄
酸性の飲食物を摂取した場合は、すぐに水でうがいをしたり、直後のブラッシングを避ける(30分程間隔をあける)ことで、ある程度 酸蝕を予防することは出来ます。 😛
キシリトールの入ったガムを噛んで、積極的に歯の再石灰化をはかることも有効といえます。
ただ、酸蝕により溶けてしまった歯が元通りになることはなく、早めの治療・予防処置が必要となります。 💡
それには定期検診が重要となってきますので、気になる症状のある方は是非一度ご相談下さい。