こんにちは。ヴィソラデンタルクリニック衛生士チームです
今回は、当院でお子さんの検診時にお伝えしている口唇閉鎖不全(ポカン口)についてのお話です。
「お口があいているよ」「お口を閉じようね」…お子さんのいるご家庭でよく聞くセリフです。
では、お口が開いていると、何故いけないのでしょうか
その理由には、感染症のリスクの増加、口の中の乾燥による虫歯や歯周病の発生、歯並びへの悪影響などがあります。
ですが、言われているご本人もわざとお口を開けているわけではありません。お口の筋力がないので、自然とお口が開いてしまうんです。
並びに関して言うと、歯は理由があって今の位置に並んでいます。お口の筋力が弱いと、正しい位置に歯が並ぶことが出来ません。
意識をして口を閉じる事、保護者の方が声かけをする事、それももちろん大切です。
しかし1日が24時間あるうち、意識することができるのは、睡眠時間を除いて16時間。食事の時間を除いたとして、約10時間以上をご本人が意識したり、保護者の方が声かけをするというのは、なかなか大変ですよね
ではどうすればお口を閉じられるようになるでしょうか?
その方法はお口の筋力を鍛えるというやり方です。お口の筋力がアップすると、意識しなくても自然とお口が閉じるようになります。
当院では、現在検診の際にお口が開いているお子さんへ、お口の筋力を測定したうえで、必要なお子さんにポカンXをお渡ししています。
使い方は毎日30分以上、勉強をしながら、テレビを見ながらポカンXを口唇に挟むだけ。
他にも有名なあいうべ体操など、道具を使わず簡単に出来るトレーニングもありますので、併用するとさらに効果的です。
検診の度に、毎回筋力の測定を行い、前回に比べて口唇閉鎖力が上がっているかどうかチェックします。
もしご興味がある方、お子さんに試してみたい方がいらっしゃいましたら、スタッフまでお声がけください。